2018-03-23 第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
しかも、さらに、下院の軍事委員会で九月にアメリカ政府監査院が証言をしております。
しかも、さらに、下院の軍事委員会で九月にアメリカ政府監査院が証言をしております。
アメリカ政府監査院、二〇〇九年の報告書では、オスプレイが回転翼モードで進行中、前進速度と降下率が一定範囲を超えると、みずからの回転翼がもたらす下降気流、下方気流で揚力を失う危険性を指摘しています。いわゆるこれがボルテックス・リング・ステート、VRSという現象なんですね。
アメリカ政府をチェックするアメリカ政府監査院、GAOは報告書の中で、オートローテーションはオスプレーの必要条件から除外された、このように述べています。 専門家もメーカーも監査院も全て否定しているわけです。これでどうしてオートローテーション機能はある、このように言えるんですか。この根拠をもっと明確にすべきだとお考えになりませんか。
去年五月のアメリカ政府監査院、GAOの報告書では、日米の負担総額で一・七倍、アメリカ側の負担額は三倍近くに膨らむことが指摘されております。このような巨額の財政支出はもう負担できないというアメリカ側の議論がありました。だから、海兵隊の移転規模を縮小して、より安上がりに効果的にアジア太平洋で部隊を維持しようとしているのです。
そして、しかも、議会にかけたら削減をされるんじゃないかということだけではありませんで、昨年の九月に出されたアメリカ政府監査院、GAOでもこう述べています。国防総省は、すべての財政需要を特定しておらず、省内での優先順位の競争を前提とする資金獲得において困難に直面するかもしれないと、この事業についてこういう指摘をしているわけですね。ですから、議会の方も削減するという傾向があると。